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グランドセイコー白樺モデルの聖地へ~平庭高原は雫石から近い、、?実際に行ってみた

腕時計の文字盤に魅せられてにようこそ。

私はグランドセイコーの腕時計、白樺に魅せられて
腕時計の魅力を語る発信を始めたものです。

今回は、白樺を持っている方なら一度は訪れたい
白樺モデルの聖地”平庭高原”のレポートをさせていただきます!

この記事を読むとわかること

  • 白樺モデルと平庭高原
  • 平庭高原のアクセスといった感想

 

 

初めに 白樺モデルと平庭高原

私の大好きな腕時計、白樺は、本当はファンがつけた愛称です。

グランドセイコーでは伝統的に型番チックなものが正式名称で
SLGH005と呼びます。

こちらが、公式サイトにて、岩手県の白樺林をモデルに文字盤に模様を施した
と記載があります。


出典: グランドセイコー公式サイト SLGH005

この白樺林が、日本一の白樺美林と呼ばれる”平庭高原の白樺林”とされています。

白樺ユーザーとして、この場所に聖地巡礼をしてみました。

白樺との出会いはこちら

平庭高原の概要とアクセス

実際に行ってみた私が、正直な感想をお話しすると、
雫石スタジオからはだいぶ距離があります。

しかし、美しい自然の尊さ、自然の厳しさ、そこに流れる時間の尊さを感じ、
本当に行ってよかった。何度か足を運んでみたい。

そう思う場所でした。

平庭高原とは

岩手県の久慈市と葛巻市にまたがる高原で、
31万本もの白樺が生えている美しい高原です。

日本一の白樺林と呼ばれ、冬はスキー、夏はつつじや蛍など観光資源がたくさんある場所になります。

アクセス

なんと雫石のグランドセイコースタジオからはおおむね90km
運転に慣れている人でも1.5 hはかかるでしょう。

平庭高原のアクセス
出典: google map

ガソリンスタンドも道中に少なく、しっかりガソリンを補充してくことが必須です。。

久慈からのほうが距離は近そうです。白樺スポットは地図で見る限り盛岡側にあります。

一応バスが出ています。
白樺号という名前で一日5本くらい盛岡駅を出発しています。
おおむね2 hくらいの旅路です。


出典(250728時点): 盛岡ー葛巻・久慈(白樺号)|路線バス|JRバス東北【公式HP】|高速バス 仙台-新宿 3列シート車3000円~

筆者の道中記

私は盛岡で借りたレンタカーを運転していきました。
車運転して1年ほどの私でもまぁ特に困らずに到達できたので、道としては長いが運転が難しいことはありませんでした。

山道なのに片側1車線は基本ずっとありましたし。。

グランドセイコーのHPの距離感に驚かされながらも(笑)
車でのんびり2 hくらいかけて到達しました。

総じて難しくはないが、遠いぞという心構えは必須だと思います。

雫石スタジオのレポートはこちら

駐車場情報

盛岡の側から行くと、平庭高原の看板を過ぎて
あ、白樺の木が出てきたような?というあたりで、
岩手路中継基地という名前の大きな駐車場と公衆トイレがあります。


(撮影私 平庭高原案内板)

基本的に駐車場は困らないとは思いますが、
どうやら私が行ったのは山つつじの見ごろと紅葉の合間のシーズンのようで
すいていたのかもしれません。人気はほとんどありませんでした。

平庭高原の印象

杉並木をはじめとする単一の木の並木道は見慣れていたはずでした。

ただこの高原の白樺林はちょっと様相が違いました。

白く、まっすぐに青空に伸びていく白樺の木々の荘厳さに
その中で響くセキレイの声の美しさ

ひとしきり、時間がたつのを忘れて聞き入っていました。


撮影私: 平庭高原の白樺林

あぁ、こんな素晴らしい豊かな自然を、この時計は切り取ったんだな。

より私の時計が好きになった瞬間でした。

セキレイは白樺には搭載されていませんが、2024年ころ登場した通称横白樺(SLGW003)の部品の一部に
登場しています。ゼンマイをまくときに使用される部品で、ゼンマイのまき心地をよくしてくれています。

出典: グランドセイコー公式サイト 青い囲みがセキレイをイメージした部品

雫石スタジオのスタッフさんがご厚意で回させてくれました。
余りの心地よさに危うく買いそうになりました笑

白樺美林の保全活動

学校の授業で一部習うと思いますが、白樺のような広葉樹は
一度生えてしまうと地面に当たる日光を遮ってしまい、
次の木が生えにくくなるという性質を持っています。

この平庭高原の白樺も例にもれず、老朽化が昨今問題になっています。
現在保全活動を続けているようですが、今後の見れなくなるかもしれないという思いは持っていてもいいと思います。
自然の厳しさを感じる事例です。

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/「日本一のシラカンバ美林」の更新維持、小規模伐採では難しく

ただ、白樺で時計界に新風をふかせたグランドセイコーも黙ってみているわけではありません。
保全活動を続けています。
今後もこの美しい景色が続くことを願っています。
グランドセイコーを応援することを通じて、少しでも貢献したい気持ちはあります。

日本一美しい白樺林を後世に残すための平庭高原の保護活動|【グランドセイコー】THE NATURE OF TIME 時が育む、美しいニッポン - Grand Seiko:アエラスタイルマガジン

折角なので、白樺の新芽に見えた若葉が、未来の白樺林を担ってくれることを期待して
白樺と写真撮影をしてもらいました。
もう一つの白樺の里帰りの瞬間でした。

平庭高原への旅を通して得た感想

グランドセイコーの作り手が感動したものを時計に込め
それを私たち外部の人間が受容し、自然、そこに流れる時間のかけがえのなさに気が付く
そんな美しい物語が白樺という時計を通じて紡がれていることを感じた。
素晴らしい旅でした。

総じて、遠かったけど、最高でした。

遠いけれども行こうと覚悟を決めたあなたをきっと今日も、あの白樺林は待っています。

  • この記事を書いた人

腕時計の文字盤に魅せられて

そこら辺のサラリーマンですが グランドセイコーの腕時計白樺に魅せられて購入。 腕時計の世界に足を踏み入れました。 実機のレビューや展覧会参加レポなど通して 腕時計の良さを分かりやすく発信していきます!

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